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広島レッドリーブス
連敗を阻止してひとつでも白星を重ねたい広島は、京セラドーム大阪での大阪ナイトブレイカーズビジター2連戦の2戦目を迎えます。
先発の小野は2回に浮羽のタイムリーツーベースヒットで先制を許し、4回には濱口の意表を突いたスクイズで2点目を献上しますが、粘りのピッチングで6回を投げて2失点と試合を作ります。その小野の粘投に応えたい打線は大阪先発の今村を捉えきれませんでしたが、7回に反撃の狼煙。この回先頭の涼宮がヒットを放って盗塁を決めると、そこから銀・石渡・ベイカーにタイムリーヒットが出て3点を奪い、逆転に成功してこの試合初めてのリードを奪います。
継投策に切り替えた広島は7回から小椋が登板しますが、しかしこれが誤算。宮本のタイムリーヒットで同点に追い付かれると、続く森にもタイムリーヒットを許して逆転を許し、勝利へのムードが消えてしまいます。8回にも3番手で登板したルクレツィアが2失点を喫した広島は、8回・9回と大阪の勝利の方程式を打ち崩せず。痛い逆転負けを喫し、2連敗で5勝19敗とシーズン勝ち越しに向けて後がなくなりました。
6月26日のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ
アデル・ベイカー②：一時勝ち越しとなる殊勲のタイムリーヒット
7回の3連打はお見事でしたが、POTYとなると「よりおいしい場面で打った」ベイカー一択かなと。勝って2人選出出来るなら、もっと陽の目を浴びせたい選手はいっぱいいるんですけどねぇ…………。
総評・雑感
弱いチームなのはいまさら否定しようがないので、「とりあえず野球の試合らしい試合は出来た」と評価してはいい試合だったと思います。この期に及んで粗探しをしたところで意味もないですし、なんなら粗だらけだし。
ただX(Twitter)のタイムラインを見て即席で作った戦力値を貼るんですが、
この数値をどうとるかですよね。今日はシ・リーグが全勝したわけですけど、年を追うごとに「シ高マ低」の勢力図が鮮明化しているので、ここは真面目に対策しないといけないと思います。広島が勝てなくてぼくが苦しんでいる分には「野村の普段の行いが悪いからだ」で済ませていいですけど、広島で預かっている選手とPLにはひたすら申し訳ないので。
うちの子の成績
上野まなみ：9番・捕手でスタメン。3打数1安打
なんか普通にいい成績ですね…………。インサイドワークはまあ、反省点があるけれども…………。
永井愛梨：登板なし
稲垣夏希：3番・指名打者でスタメン、9回に代打を出され交代。4打数1安打
ヒットは出たんですけど、2併殺が痛すぎる。特に6回の第3打席は稲垣の併殺で2死になった後2連打が出たので、結果論の極みだけど「ここが併殺でなければ…………！」となりますね。広島全体の問題として「長打力の低さ」があるんですけど、稲垣も現時点ではいわゆる「あへあへ単打マン*1」なので、長打力を身に着けることは来季以降の課題になります。
澤野優希：7回に代打から出場。1打数無安打1三振
逆転した直後の7回表2死満塁で中桐の代打で出て、空振り三振を喫してしまったのはチームにとって大きな痛手。ここでリードを広げられなかったことが直後の逆転負けに繋がったので、かなりのターニングポイントです。
櫻井茉央：登板なし
水野遥奈：9回に救援登板。1回無安打1四球無失点でセーブを記録
水野にとって四球で1人出した程度では劇場でも何でもないだろうと。もうね。むしろ3点リードの場面で出て四球1個の3人斬りだから、赤子の手をひねるような心持ちだったんじゃなかろうか。
大下彩希：6番・捕手でスタメン、9回に代打を出され交代。4打数無安打3三振
久しぶりにスタメンの機会が回って来た、しかも普段とは違う6番に座らせてもらったと思ったら3三振だもんなぁ。そら9回2死満塁サヨナラのチャンスで代打も出されるよ。
今季の大下に関しては「打ってるうちに使い倒せよ」と言う感情と「与えられる機会で一日一善が出来ないのは自分の力量不足だぞ」と言う感情が綯交ぜになるので、あまり精神的にはよろしくないです…………。
野村友梨奈：1番・右翼手でスタメン。6打数3安打1打点
久しぶりの猛打賞だし、なんなら1打点はサヨナラタイムリーヒットです。レフト前ヒットなので、これは二塁ランナー長谷川のおかげでもあるだろうな。ありがとうございます。
大野クリスティーナ：登板なし
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*1:ざっくり言うと「単打を打つしか能のない選手」のこと
