仰々しいタイトルですが、そう言えば今オフもドラフト候補をひとり提出していますので。
今回はこの福井についてのまとめ。とは言え執筆時点では全然方向性が固まっていないので、書きながらある程度「自分の範囲でどう動かしていくか」を述べ立てられればと思います。
マサチューセッツ州生まれ滋賀県育ちのカナディアン
福井の設定のうち、生い立ちに関してはほぼ見出しが全てです。たまに筆者がやる悪癖のひとつなんですが、ルーツとしては父方は祖父母ともにアメリカ人、母方は祖父が滋賀県生まれで祖母がカナダ人。ワールド・ベースボール・クラシックの代表選出要件に照らし合わせるならば以下の通りとなります。
当該出場国の国籍を有すること:日本(帰化)
当該出場国の永住資格を有すること:日本、カナダ
当該出場国で出生していること:アメリカ合衆国
本人の両親のどちらかが当該出場国の国籍を有すること:日本、アメリカ合衆国、カナダ
本人の両親のどちらかが当該出場国で出生していること:アメリカ合衆国、カナダ
当該国の国籍またはパスポートの取得資格があること:日本
過去のWBCで当該国の最終ロースター(*)に登録されたことがあること:(省略)
PGBには4年に1回PICというWBCを模した世界大会の企画内企画があるのですが、福井は上記の国籍条項に照らし合わせるなら日米加3ヶ国の出場要件を満たします。
実際のところ福井がどう考えているのかと言うと、キャラシートのキャプションにある通り希望しているのはカナダ代表です。アメリカ合衆国は出生しただけで思い入れが特になく、日加どちらかを天秤にかけた時に「カナダなら選出されやすそう」という打算です。思い入れは当然あるのですが、カナダへ居住していたのが5歳頃までなので、記憶は相応に薄れているんですよね。
ちなみに出生時のフルネームは"Mildred Rina Essegian Fukui"。従兄は別ブログで展開している架空野球シリーズで作成しているマイケル・パトリック・アシージアンとなります。この辺りは当然後付けなんですが、PGBと架空野球シリーズで相互に関りを持たせることは最近ハマっていますね。同じ野球を扱う分絡ませやすいし、「だからこそ出来る話」もあるので。
それでキャプションにもあるんですが、福井が6歳から過ごした地を具体的に挙げると「滋賀県甲賀市甲南町新治」となります。
埋め込んだGoogleマップでも分かる通り、甲賀市の中部に位置し東西を新名神高速道路が貫く立地。甲賀と言えば忍者を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、実際に忍者(の元となる土豪・地侍)が築いた甲賀郡中惣遺跡群がある歴史を有する地です。
なんで大字レベルで出身地を設定したかと言われれば、それはまあ「筆者が実際によく通っている場所だから」としか言いようがない。実際に大字レベルで出身地(≠出生地)を決めているキャラクターはいて、例えば岩本陽奈と野村友梨奈は愛媛県西予市野村町野村、赤田みなみは愛媛県西予市野村町惣川、澤野優希は三重県伊賀市川東など。筆者とゆかりが深い地域に出身を設定したキャラクターは決められるかな、程度です。ポーランド出身の大野クリスティーナとかでは無理です*1。
福井は「自分のルーツ」に誇りと自負のある人間なので、折に触れて滋賀県を絡めた創作が出来ればいいなとは思います。毎度のことながら言うのはタダなので…………。
野球はセンス任せの華麗なプレーが身上、「練習は嫌いだが負けるのはもっと嫌い」
野球の企画ということで野球について触れるならば、福井のプレースタイルはとにかく「派手」。この点は「忍者の里」繋がりで年下ながらプロのキャリアは先輩になる上記の澤野と同じで、なんとなく「忍者っぽさ」を感じさせるかも知れません。とは言え澤野がなんとなく「身体能力任せで野球脳が足りない」、と漠然としたイメージを抱えてキャラメイクしたのに対し、福井は明確にメジャーリーガーのノーラン・アレナドを意識しています。
能力作成の制限があるので不完全ではあるものの、現代野球においては打撃が優先される三塁手というポジションで守備力に振ったパラメータがその証左になりますね。ちなみにアレナドは2013年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞する歴代屈指の「守備の名手」ですが(なのでMLBを見ていてアレナドを知らない人はモグリと言って差し支えないと思う)、とは言え守備だけでなく3度の本塁打王と2度の打点王を獲得するなど打撃も一流。「不完全」と言ったのは、その打撃力までは制限内で再現しきれなかったからです。
福井は野球の練習で「打撃と守備どちらが好きか」と問われれば、迷うことなく「守備」と答えるタイプの選手です。
その上で福井は「天才型」で、高レベルの守備力は血の滲むような練習の賜物というわけではなく、「好きでずっと練習していたらいつの間にかこうなっていた」と言える。ただ元の性格がサッパリしていて物事に執着しない分、一度練習に飽きてしまうと放り出してしまう悪癖も有しています。練習嫌いというわけではないのですが、気が乗らないと練習をサボってしまうタイプの性格ではあります。
とは言え、プロの声がかかるほどの資質と「重ねた努力」を有する選手なのは福井も変わらない。なぜ福井がプロから声がかかるほどの選手になったかと言われれば、「努力が出来る天才だから」なのはもちろん、「強烈なまでに負けず嫌い」だからです。それが見出しにある「練習は嫌いだが負けるのはもっと嫌い」。
話を少し脇に逸らしますが、筆者はプロスポーツでは野球とともに大相撲を特に見ます。
大相撲力士は横綱を頂点に「番付」と言う名のピラミッド社会を形成しますが、一人前扱いされる「関取」と呼ばれる力士*2の定員は70人です。直近の2024年九州場所(11月)で番付に載った力士が584人いる中で、一人前扱いされる70人はパーセンテージに換算して約12%となります。おおよそ8人にひとりしかなれない狭き門です。
そして大相撲は番付社会が故に嫌でも目に見える形で力関係がはっきり見える分、競争も激しいものとなります。関取になるような力士、とりわけ幕内まで上がっていく力士は大なり小なり「負けず嫌い」を有します。他人を蹴落とさないと高い地位に登れない、自分がいい思いを出来ない…………という厳しい勝負の世界で生き残る力士とは得てしてそういうものなのです。分かりやすい例では朝青龍の甥としても名が知れている大関・豊昇龍で、豊昇龍は負けた時の悔しそうな表情がかなり分かりやすく感じ取れます。
一方で「あまり悔しさを見せない」、別の言い方をすれば「ネガティブ思考をさらけ出すことにためらいがない」力士もいます。ほぼ唯一と言っていいだろうその力士とは大関経験者である正代で、新十両昇進時には「誰とも当たりたくないです」と答えるなどのエピソードが知られています。相撲ファンで正代のネガティブ思考を知らない人は恐らく少ないと思われるくらい、そのキャラクターが浸透しているのではないでしょうか。ただ相撲ファン仲間から聞いた話ですが(又聞きなので正確性は保証しかねます)、ネガティブな発言の目立つ正代もやはり「負けず嫌い」と言える要素は多分にあるようです。
いわゆる「負けず嫌い」は常にプラスの言動(強気、もしくは自分を奮い立たせるような言葉や行動)ではなく、「負けたくない」というある種の強迫観念が原動力になるパターン、と言えばいいのでしょうか。正代が実際にそんな思考回路を持っているのかは知り得ませんが…………。
ちなみにPGBでは、先程名前を出した野村がまさにそれ。PGBにおける野村はとかく内気で自分の感情を表に出すのが苦手ですが、その見かけをもって「大人しい、優しい、ひ弱」と断ずるのは見当外れなのです。
野村は野村でタイトルを複数回受賞するレベルの選手ですが、そのパフォーマンスを発揮させるに至る理由は「負けたくないという強迫観念」が相当にあります。野村の場合は「自分から野球を奪われると死ぬしかない」というともすればマズいと言えてしまうレベルなんですが、ベクトルとしてはほぼほぼマイナスながら「負けず嫌いさ」は強烈です。
話を福井に戻しますが、言うて福井は器用なので野村みたいに切羽詰まった思考回路は持っていません。壁にぶち当たったら「とりあえず逃げてしまえ」と考えます。そして憎いことに「一を聞いて十を知る」が出来るタイプで、その場しのぎのごまかしが出来てしまうんですね。
ただこれは福井の面倒な部分なんですが、とりあえずその場しのぎで窮地を逃れたとして、負けや不利を認める素直さも持っています。多少見栄を張って「気にしてませんけど?」と言った素振りは見せますが、内心では悔しさに歯ぎしりしながら「見返してやる!」と闘志を燃やします。その結果として行う努力…………野球の場合は練習…………を他人に見せようと言う気持ちはほとんどありません。プロ向きな思考回路をしているのが福井です。
性格やプレースタイルはそれこそ澤野と似ているんですが、頭が回らない部分があってともすればヘラヘラしがちな澤野と、福井との明確な違いはこの点にあると思います。
グラウンド外での福井はどんな感じ?
実はこれがほっっっとんど決まっていません。さすがにキャラメイク時は野球のプレースタイルとプロフィールしか考えていないし、キャラシート投稿後も他の創作とスプラトゥーン3にかまけて、そこまで頭が回っていませんでした。
ただやりたいことがあるとするなら、せっかく甲賀の福井と伊賀の澤野を自キャラとして揃えたので、創作で忍者に関する何かしらはやってみたいんですよね。澤野はあまり勉強が出来ない分解説させるには不向きでしたが、勉強は出来るほう(で、かつ地理歴史に一定の素養がある)福井を作成したことで、時間と気力があれば出来る状態に持って来れたのは筆者自身の中で結構大きな意味があります。
ほとんど決まっていない「グラウンド外の設定」は、まあ無い袖は振れない理論でこれから考えていくことになるのですが、確定的に言及できるのは登場曲です。少なくとも第1打席は、「滋賀県出身の有名人と言えば」と10人に問えばまず名前が挙がるだろう西川貴教アニキの「HOT LIMIT」で行こうと思っています(この曲のリリース時は名義が「T.M.Revolution」だけど)。
第2打席以降はまだもう少し思索中で、書いていて思い出したけど「J-POPをよく聴いてインディーズにも興味があり、知っている歌手やジャンルの量が多い」設定もどきがありました。だからと言ってインディーズアーティストの曲を持ってくることが確定というわけではないですが*3、登場曲をキャプションに記入するのはドラフト後の世紀キャラシート投稿時なので、もう少し福井に合いそうなor福井が選びそうな曲を思案します。
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